シートパッキン材料
- ニチアス(トンボ)製品 T#1000、T#1100 など
- 現在すでに生産は海外の工場で行っており、主力製品は今後も安定した供給を見込んでいる。
原料も数年前から南アフリカ産を使用しているとのことで、今後極端な性能の変化等は無いと思われる。
- バルカー製品 V#1500 など
- これもすでに海外生産しており、製品的には今後も安定していると思われる。
- TK(東京興業貿易商会)製品 TK#9300 など
- 当社の主力材料でもあるTK#9300シートは、現在日本国内で生産されている唯一のシートでありますが、
昨年12月のカナダのアスベスト鉱山の閉鎖により、現状の性能、価格を維持することが困難になってきております。
グランドパッキン
- グランドパッキンにおいては、国内トップメーカーの日本ピラー且ミが、2003〜4年アスベスト製品全廃を決定しております。
ニチアス等他メーカーもこれに追従すると思われます。
- 現在もグランドパッキンはノンアス化がかなり進んでおり、性能、使用条件等にはそれ程の影響は無いと思われますが、
価格の安いもの(無印のグラファイトパッキンなど)は製造中止になると思われます。
その他セミメタリックパッキンなど(ボルテックス、金属包みガスケット等)
- ニチアス社は2003年12月までに、アスベスト・ボルテックスの製造中止を発表しました。
- 他のメーカーもこれに追従すると思われます。セミメタリック系のパッキンは、現状でもアスベスト製、ノンアス製共それほど性能に差がないので、影響は少ないと思われます。
また、価格面でも大きな差は無いと思われます。
以上のように、我々パッキン業界で今後一番問題になっていくアスベスト製品は、シートパッキンと思われます。
当社は今後もお得意様のニーズに合わせた製品を安定して供給できるよう、努力して参ります。
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